キー君 7歳 男子

キー君 7歳 男子
交通事故の外傷後遺症 
お父さんは、ツクツク(3輪タクシー)の運転手でお母さんは市場の入り口の屋台のジュース屋さんです。交通事故(車にはねられる)で瀕死の重傷を負いました。意識を失うような、事故の場合、その前後の記憶は無くなってしまうことが多いのですが、本人は事故の様子を覚えているようです。その後奇跡的に快復しましたが、後遺症が残っています。機能回復訓練にリハビリテーションセンターに通院していましたが、お母さんが弟を出産したために、今はリハビリに通っていないそうです。言葉は徐々に快復しています。手足の動きは左半身が不自由ですが、何とか捕まり立ちができ、車椅子も部屋の中では右手をうまく使って動かしています。動かすと音のでるおもちゃを、お土産に持っていったのですが、興味を示して動きの鈍い左手も使おうとしていました。おもちゃは単におもちゃではなく、リハビリの効果を上げる重要な要素であることを再確認しました。

仲西先生のラオス・ルポ