法隆寺駅前

法隆寺駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校49期生中3 d(25)  
(調査日:1997年8月10日)


法隆寺駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札もホームも1階。 改札口は,北口と南口の2ヶ所。

2,改札からホームへは,南口→天王寺行へは、段差がないが、南口→奈良行、北口→両ホームへは、階段のアクセスである。

3,駅前の放置自転車は、ほとんどないが、北口は、道路→入口(改札)へ行くのに、段差がある。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機は3台あって右の2台は点字表示がある。 硬貨投入口の高さは約142cm,左端の1台は、タッチパネル式で、硬貨投入口までは、110cm。

2,券売機の右横に、点字料金表がある。


改札からホームへのアクセス

1,南口の改札の右端に、車椅子の通行できる改札がある。普段は、閉まっているが、駅員さんに言えば、すぐに利用できる。(幅約95cm)。

2,エレベータ、エスカレータは、現在希望をだしているが、費用の問題等があり、具体的な予定は、たっていない。


3,南口→奈良行のホームまで、61段。北口→奈良行のホームまで、68段。北口→天王寺行のホームまで、67段。階段をのぼる時は、駅員さんが、4人がかりで持ちあげてくれる。

4,天王寺行のホームには,途中に階段があり、そこから先が見えない。奈良行のホームは何もないので、見通しがよい。ホームの数は、2つ。



駅員さんへのインタビュー


 1日に約12,3人の障害者の方が利用し、そのうち車椅子の利用者は、3日に 1人ぐらい。そのほとんどが、介護(助)者と一緒である。しかし、乗車する際には付き添い、その後下車する駅に連絡するそうだ。お客さんには、「混雑時には、みちをあけて欲しい」と、おっしゃっていた。 仕事中でも親切に、質問に答えてくださった。


感想


 今回調査して、まだまだ障害者の方のことを考えた地域作りができていないと思いました。だからせめて私達は、何か手伝えることがあれば、少しでも手伝いたいと思います。 小さなことだけど、ここから始まると思います。


以上報告を終わります。