調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校49期生中3−b−23
(調査日:1997年7月27日)
1,改札口もホームも1階にある。しかし,奈良駅は桜井線・奈良線・関西線・そして大和路線と,4つも路線が入り組んでいるので,階段がとても多い。そのわりには,改札口は1つしかない。
2,改札口からホームへは,階段でしか行くことができない。エレベーターもエスカレーターもない。
3,車椅子の専用トイレ,低い公衆電話など車椅子使用者にとっての設備はある。しかし、ホームと電車の高低差はかなりあるし、放置自転車は相変わらずだし、問題はたくさんある。
4,外観は,煉瓦作りの壁・瓦屋根・てっぺんには五重の塔。一歩なかに入ると高い天井・ヴィーナス像・大仏の鼻の穴柱などがある。
1,券売機の硬貨投入口の高さは約95cm,各ボタンの下には点字の表示がある。
2,券売機の下は,スペースが少ししかなく,車椅子での正面からの利用はできない。
3,点字料金表は,券売コーナーのほぼ中央にある。
1,駅務員室側に車椅子の通行できる改札があり,駅務員室の窓も270゜見渡せるものである。また,足元には,滑り止めのゴムがついてある。自動改札はない。
2,改札口を入って,まっすぐ進むと階段がある。その階段を上って3,4,5,6番乗り場へ行く。でもそれは奈良線・関西線のホームで,大和路線は階段を上らず,改札口のあるホームから乗ることができる。
3,改札口から,階段を上らずにホームの端までまっすぐ行くと,スロープがある。そのスロープを使って,電動車椅子の方を3,4,5,6番乗り場まで連れて行くそうだ。しかしそのスロープは,傾斜がかなりきつい。
4,ホームと電車の高低差はかなりある。
1,車椅子用のトイレ
・正面入口の右,少しくぼんだ所にある。
・一般用と並んで車椅子専用があり,入り口は別になっている。また、その入り口の前には,スロープがあり,傾斜はゆるやか。幅はだいたい車椅子1台分ぐらいある。
・入口は引戸。
・トイレへの点字ブロックはない。
2,公衆電話
・左端の,少し低いものが車椅子用。しかし,タウンページなどの電話帳は高い所にあるままだ。