東岸和田駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校50期生中3−a−5
(調査日:1998年8月12日)


東岸和田駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札が1階でホームも1階。改札を入って橋に上がると,上り下りとも階段で下りられる。改札口は,1ヶ所のみ。

2,改札からホームへは,上り下り共に,階段のみが,アクセスである。

3,車椅子専用トイレはなく,男女兼用のトイレである。その中の一つに車椅子用のてすりがついている。トイレへは改札をはいって左にいったところ。点字ブロックもなく,少し奥にあるため,使いにくい。改札は,駅の前から直接入れるので,改札までは車椅子使用者でも,大丈夫である。改札から先は,階段しかないため,車椅子では無理だろう。そのため,。駅員さんが手伝っているとの事です。

4,放置自転車は少ない。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約140cm(2台),と105pのもの(タッチパネル式,1台)があり,ボタンの上には,点字の表示がある(140pのもののみ)。

2,券売機(両方)の下は,スペースがなく足下が詰まっているため,車椅子では正面から利用しにくいと思われる。

3,点字料金表はない。


改札からホームへのアクセス

1,車椅子の通行できる改札は,駅に入って一番右の,駅員さんのいるところが通れる。


2,改札内の見通しはいいのだが,ホームは柱や階段があるため,見通しが悪い。



その他の施設/設備

1,車椅子用のトイレ

・トイレは,改札を入って,左側。

・車椅子専用トイレはなく,一般用の所のとなりに,てすりがついたものがある。


・トイレへの点字ブロックはない。

2,公衆電話がない。
3,音声案内はあるが,触地図はなかった。
4,ええまちマップはなかった。
5, 駅構内の触地図冊子もないとおもわれる。


利用可能な施設や建物


・駅の近くのsatyの中の,映画館を利用される障害者の方が多いらしい。


感想


バリアフリー調査では,駅長さんにインタビューさせてもらったときも,とても親切にしていただきました。駅長さんの話によると,やはり一番いやなことは,くわえタバコや,ジュースなどを飲みながら歩いたりする人が多いことや,そのタバコや空缶などを捨てていく人も多いそうです。今回の調査で,駅というものは身障者にとって必要なのに利用しにくい所だということがよく分かりました。もし困っている人がいれば,できるものなら何かお役に立ちたいと思います。他にも普段は気にしていないよう事もたくさんわかって良かったと思います。駅員さんも駅長さんも協力して下さってありがとうございました。

以上報告を終わります。