熊取駅

新しい熊取駅舎の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校50期生中3−c−6
(調査日:1998年8月13日)


熊取駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札が2階でホームは1階。改札口は,1カ所。

2,改札からホームへは,階段がアクセスし,ホームから改札へは,階段及びエスカレータがアクセスしている。なお,各ホーム中央部分にはエレベーターがある。

3,車椅子用トイレは,駅舎のjr管理部分と熊取町管理部分に1つづつある。また,駅前からホームまで,エレベータだけで移動できる。バリアフリーとして,非常に進んだ駅といえるだろう。また,改札付近に障害者用公衆電話などもある。
4,放置自転車の条例のため全く放置自転車はない。ただし,エレベータで駅前に降りた場合,道路が横断しているため,コンビニなどにいく場合は非常に不便である。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約100cm,ボタンの上には,点字の表示がある。(ただし,右端のタッチ式のものには点字表示はない。)

2,各券売機の下には,十分と言えるほどのスペースはない。

3,点字料金表は,ボタン式券売機の間にある。。

券売機

改札からホームへのアクセス

1,手動の入口(駅員さんの窓口)は,駅員さんに言えば最大110cmまで広がる。

2,駅がホームの上にあるので,階段やエレベータ,柱などで大変見通しが悪く,そのうえ狭い。

ホームの様子


その他の施設/設備

1,車椅子用のトイレ

・各トイレの一番手前に入口があるいる。ボタン式自動開閉型。

・一般用と並んで車椅子専用があり,入り口は別になっている。

トイレの様子

・トイレへは点字ブロックが誘導しているが,位置が複雑なので大変分かりにくい。たくさんの人が場所を聞くそうである。

2,改札手前の公衆電話は障害者用のものがある。
3,触地図や音声案内はない。
4,熊取町案内地図は改札を出てすぐのところにある。
5, 駅構内の触地図,点字などは全くなし。


最寄りで利用可能な施設や建物


・特になし。


感想


エレベーターの様子

 熊取駅は最近駅舎が新築されただけあり,非常にバリアフリーについて進んでいるといえるだろう。しかし,全体的な面からみるとまだまだ改善すべき点があるように思う。例えば,エレベーターの表示である。駅長さんの話によれば,他のものとの調整でこれ以上は難しいようだが・・・。また,駅前交通広場のアクセス。これは熊取町管理部エレベーターで駅前に降りた場合,反対側の店舗へ行くには非常に遠い。また,段差が大きい。この問題を是非解決して欲しいと思う。  その他の問題としては,窓口にいる駅員さんが少ないということが挙げられる。昼間は利用する人が少ないからか,窓口には一人しかいなく,4人ぐらい並んでいることが多い。これは気軽に聞くことが出来るという面からも,普段の利用の面からも改善して欲しいと思う。  最後に,お忙しい中様々な話をしてくださった駅長さんはじめ駅員の皆さん,どうもありがとうございました。

以上報告を終わります。