京終駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校50期生中3−b−3
(調査日:1998年7月21日)


京終駅の総合評価(概要)


1,特に名前は無いが正面の一つ

2,桜井方面は改札を出るとホーム奈良方面は階段で線路の下をくぐる

3,券売機は一台 ボタンに点字表示はなく、デジタル文字、硬貨投入口の高さは129cm

4,車椅子専用トイレは無く、男女別の汲み取り式

5,駅周辺は自転車が置いてあるが,ちゃんと入口までの道は開いている

6,リフトバスがある(奈良交通1系統市内循環内周りのみ)



券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約129cm全部で一台で1610円まで買える

2,点字表示は無いがボタンの所にはってあった跡がある

3,足元は何もなく車椅子で行ける

4,点字ブロックはホームのみある

5,券売機は看板などでじゃまされていない


改札からホームへのアクセス

1,改札は正面にひとつ,幅は63cmで車椅子の通行は不可


2,自動改札は無く無人駅なので,勝手に出入りできる

3,改札に点字ブロックは無い。

4,桜井方面のホームへは,改札からそのままホームへいけるが,奈良方面への ホームに行くときは,階段で地下にもぐり再び階段を登らなくてはいけない。

5,階段は23段と23段の2つ。ホームは北よりに一つスロープ,エスカレーター,エレベーターはない。


ホームの様子



1,ホームは対向式ホームが2つ。改札から見て手前が,桜井・高田方面,奥が  奈良方面になっている。

2,点字ブロックは,ホームの端にある。

3,駅員さんは,無人駅なのでいない。

4,ホームと列車との隙間は,3cm,段差は5cm。

5,駅に入ったとき,つばめが巣を作っていて,ふんが落ちて来るので要注意。

トイレの様子

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1,桜井線,桜井方面ホームに一つ。くみ取り式
2,点字ブロックは,一切無し,中が見えないように,つい立てがしてあるので入りにくい。入口に段差があり,高さは,5cm。
3,車椅子用トイレは無い。
4,中は狭く,車椅子では入れない。

駅員さんへのインタビュー


無人駅のため,居ません。


近くの名所

> 1,大安寺 東大寺に対して南大寺と呼ばれ,南都七大寺の一つに数えられたが,今は堂塔跡がのこるだけで,本堂などは近年の建築。収蔵庫があり,天平仏が安置されている。なかで も楊柳観音立像が名高い。観音像では珍しい怒りの形相だからである。
2,白豪寺 高円山の南麓高台にあって,大和路の展望が素晴らしい寺。くずれかけた土塀沿いに登る石段は古寺の風格にあふれている。
3,奈良町 元興寺の衰退ともにこの地に住み着いた庶民が築いた町。昔の面影が残っている。
・奈良町センター 奈良市立図書館と多目的ホールを兼ねた建物。奈良町のスタンプラリーは,ここから。 ・奈良町資料館,奈良町工藝美術館 奈良に関する資料を展示しているところ。月曜日は休み。

京終駅データ

1日の乗降客数:892人(平成3年)

感想


一見,バリアフリーに関して積極的にしていると思われるjrだが,所詮それは大きい駅だけ。地方交通線である桜井線の無人駅などこそ,そういう設備が必要なのに,無いということはどういうことか?要するに,会社は所詮は利益のため。 設備をつけて,人に見てもらって,利用者の会社にたいするイメージアップの道具としか思っていないと見受けられた。本当の所はどうだか分からないが,ふとそう思ったので書き留めておく。