駅前の写真

放出駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校51期生3年a組40番
(調査日:1999年8月30日)


放出駅の総合評価(概要)

1.駅の構造は,改札、ホ−ム共に一階。四条畷方面は、改札口を入るとホ−ムへ出る。京橋方面へは、階段で渡る(62段)。改札口は1カ所(道との段差は約10p)。

2.改札からホームへのアクセスは,階段のみ。

3.トイレは,改札口を入ってすぐ右側にあるが、車椅子用のものはない。

4.駅前には、たくさんの放置自転車がある。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1.券売機の硬貨投入口の高さは約130cmが4台と102pのものが1台あり,ボタンの下には,硬貨投入口の高さが130pの4台に,点字の表示がある。102pのものは、タッチパネル式。近鉄や京阪、南海への連絡切符も買える。

2.券売機の下は,少し壁がへこんでいるので、車椅子の人も買えそうだ。

3.点字料金表は1枚ある。

4.券売機までは、点字ブロックがある。邪魔をするものはなかった。

券売機の写真

改札からホームへのアクセス

1.駅員の前の改札は,通路を広げれば車椅子の方々が通れるようになっている。

改札口の写真

2.改札内の見通しはいいのだが,ホームは階段があるため,見通しが少し悪い。

ホ−ムの写真

3.四条畷方面(上り)は、改札を入るとホ−ムへでる。京橋方面(下り)は、階段のみ。

4.階段:ホ−ムの中央付近にある。下りホ−ムへ62段。階段の前まで点字ブロックがある。 手すりの端にも点字表示がある。

階段の写真

5.スロ−プ,エスカレ−タ,エレベ−タはない。

6.ホ−ムは、上りと下りで別々になっていて、それぞれに点字ブロックが設置されている。


その他の施設/設備

ええまちマップの写真

1.公衆電話は,車椅子用の高さの低いものもある。
コイン投入口まで94p。カ−ド挿入口まで78p。

2.触地図や音声案内、車椅子用トイレはない。

トイレの写真


最寄りで利用可能な施設や建物


・日本ライトハウス 視覚障害リハビリテ−ションセンタ−

生活訓練(社会適応訓練)は、自己の障害を正しく受け入れ、自信や自立心の回復、積極的な社会参加を目指すものであり、視覚障害リハビリテ−ションの基礎となる。(歩行訓練、点字訓練、調理訓練、習字クラブ、運動会など。)
第一生活訓練部(知的障害を伴う視覚障害者)・第二生活訓練部(慢性疾患や脳損傷等による視覚障害者)・第三生活訓練部(視覚障害者)・職業訓練部・授産部・盲導犬訓練部・盲人ホ−ム部・養成部・総務部が有機的な連携を保ちながら、専門の指導員がリハビリテ−ションに取り組んでいる。

最寄りの施設の写真


駅員さんへのインタビュー


駅員の写真

質問1:一日に、障害者の利用される人数はどれくらいですか?
答え1:車椅子の方は平均4人。視覚障害者の方は駅員の助けを必要とされないので、人数はわからない。

質問2:車椅子の方(特に電動車椅子)が来られたときの対応は?またその時、周囲のお客さんの協力はありますか?
答え2:駅に係りの人がいる。駅員だけで大丈夫なので、お客さんの協力はあまり必要ない。

質問3:その他、お客さんに協力して欲しいことはありますか?
答え3:自転車を駅前に放置しないで欲しい。

質問4:駅周辺に、障害者の方がよく利用される施設などがありますか?
答え4:ライトハウス、パソコン教室。

質問5:駅設備の改装に関する今後の予定はありますか?
答え5:平成17年に区画整理があり、駅全体の改装が行われる。

質問6:このような中学生によるバリアフリ−調査についてどう思われますか?
答え6:なかなか、いい。


感想


駅員さんに、普段は見られないところ(例えば、券売機の後ろなど)も案内していただいたりして、とても親切に対応してくださったので、調査がしやすかった。
調査中に、車椅子の方を2人、視覚障害者の方を3人くらい見かけた。放出駅には階段しかないので、車椅子の方にとっては不便だろうと思っていたが、すぐに駅員さんが駆け付けて、階段の上り下りや電車に乗るときの手助けをしているのを見て、協力してくれる人がいれば、それほど不便でもないのかなとおもった。車椅子用トイレがないのは不便だろうが・・・。
駅周辺に放置自転車が多いのが最も残念だ。

駅前の写真

上の写真の様に、郵便ポストの前にも自転車がとめられているため、自転車を動かさなければ手紙を投函できないときが、よくある。また、道路の両側にとめられていて、道が狭くなっているうえに、ガ−ドレ−ルがないので、歩行者のすぐ側を自動車が通り、とても危ない。視覚障害者の方が自転車が並んでいるところへ突っ込んでしまい、身動きがとれなくなっていることもある。駅員さんは、「整理するのも大変。迷惑になるので、駅前に自転車を放置しないで欲しい。」とおしゃっていた。(みんな置いているから、まあ、いいか。)ではなく、(1人ずつでも、放置自転車は減らしていくべきだ。)と思って欲しい。ひとりひとりがそういう気持ちを持てば、放置自転車はなくなるはずだ。

平成17年に区画整理があるので、それをきっかけに、健常者も障害者も、「みんな」が心地よく暮らすことのできる街に近づけたらいいなあ・・・と思った。

以上報告を終わります。