星ヶ丘駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校50期生中3−b−15
(調査日:1998年8月31日)

星ヶ丘駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札もホームも地上1階。改札口は,入口と出口が共通の1ヶ所。

2,改札とホームは同じ階だが,階段を使わないとホームに行けない,階段のみが,アクセス手段である。

3,車椅子用の専用トイレ,片方のホームに3つのトイレがある。そのホームには段差のない床(スロープ)などはある。(今年の春に,スロープと車椅子用の専用トイレができた。)

4,駅前に駐輪所があるため放置自転車はない。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約100cm,ボタンの上には,点字の表示がある。券売機の数は2台

                       2,高さ100pの券売機の下は,スペースがなく足下が詰まっているため,車椅子では正面から利用しにくいと思われる。

3,点字料金表はすぐ横にある。

4,券売機までは、点字ブロックが有る。点字ブロックを邪魔している物は特にない。

                   


改札からホームへのアクセス

1,3つの改札のすぐ横には車椅子の通行できる改札がある。それは手動で必要な時は、駅員が開閉を行なう。


2,ホームへのアクセスは上り下りの階段のみである。エスカレーター、エレベーターは共になし。階段の数は上り49段下り4段で下りにはてすり付きスロープがある。


3,ホームには、点字ブロックがある。ラッシュ時でも、駅員はいない。 ホームと列車との隙間は約10cm。段差は約10cm。列車到着時には、アナウンスがあり、方面によって違う。



その他の施設/設備

1,車椅子用のトイレ

・トイレは,ホームにあり、場所もわかりすい。

・一般用と並んで車椅子専用があり,入り口は別になっている。

・トイレへの点字ブロックは有る。


2,公衆電話はあるが,車椅子用の高さの低いものはない。
3,駅構内の触地図とその横に点字料金表がある。
4, その他の設備は全くと言っていいほど無かった。


最寄りで利用可能な施設や建物


・少し枚方の方に行くとラ・ポール枚方という身障者専用の建物ができた。(障害者の施設)


駅員さんへのインタビュー


1日に、障害者が利用するのはほとんどいない。たまに利用者がいる。車椅子の方が来られた時、周囲の人達はよく協力してくれる。但し自分から進んで協力してくれる人はあまりいないそうです。駅の改装は、最近したばかりなのでする予定はないそうです。




感想


バリアフリー調査では,駅員さんにとても親切にしていただきました。駅員さんの話によると,最近の乗客は身障者に親切な人が多いそうです。今回の調査で,毎日使っている駅でも駅調査をする側になって調べれば、今まで気付かない物が見えてきたし、もう世間はバリアフリーに向けて大きく動いているという事もわかった。それでも,駅というものは身障者にとって必要なのに利用しにくい所だと僕は思います。駅員にインタビューをするのはとてもはずかしかったけど、自分の駅を知るということはとてもいいことだと思いました。

以上報告を終わります。