生駒駅前の様子

調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校51期生3年a組7番
(調査日:1999年8月27日)


生駒駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,入り口が1階,改札口は2階(2つ),ホームは1階(6本)となっている。

2,改札からホームへのアクセスは,階段と、エスカレーター、エレベーターの3つ、階段には、スロープもある。

3,トイレは,中央改札口と北口にある。障害者用は中央改札口にある。中央改札にある障害者用トイレは広くて使いやすそう。

4,券売機は、数が多くて使いやすい。

5,駅前には,近鉄百貨店や、ふれあいセンターへの、無料送迎バスのバス停もある。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

1,改札へは,上りエスカレーターがあり、階段は40段で,階段にはスロープもある。

2,エレベーターもある。

階段とエスカレータの写真

 

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約133cmと94pのものがあり,ボタンの上には,全て,点字の表示がある。

2,券売機の下は,スペースがなく足下が詰まっているため,車椅子では正面から利用しにくいと思われる。

3,点字料金表は中央改札口,北口両方にある。

券売機の写真

改札からホームへのアクセス

1,駅員の前の改札は,各改札口に、1つずつ車椅子が通れるスペースがある。

2,改札内の見通しはいいのだが,ホームは階段があるため,見通しが悪い。

3,改札口の幅は56cmで、車椅子用改札口は90cmである。

改札口の写真

4,ホームの数は、3本で、ホーム1本につき線路が2本あるので線路は合計6本あることになる。

5,駅員の駐在は、朝は必ずいる。

6,階段は両方と、端にあり合計で3本ある。

7,ホームと列車との間は15cmである。

ホームの写真


その他の施設/設備

1,トイレは,障害者用のトイレがある。

トイレの写真

2,公衆電話は,車椅子用の高さの低いものもある。
3,駅構内の触地図冊子は,無い。


最寄りで利用可能な施設や建物


・ふれあいセンター
・近商
・近鉄百貨店


駅員さんへのインタビュー



質問1:1日に、障害者の利用される人数はどれくらいですか?
答え1:10人から30人ぐらいですね。

質問2:車椅子の方(特に電動車椅子の方)が来られたときの対応は?またその時、周囲のお客さんの協力はありますか?
答え2:係員が行く。電車とホームとの間に、車椅子用の板を渡してエレベーターを使います。エレベーターがあるのでお客さんの協力は必要ありません。

質問3:お客さんに手伝ってほしいことはありますか?
答え3:特にありません。

質問4:駅周辺に、障害者の方がよく利用される施設はありますか?
答え4:近商や、ふれあいセンター、近鉄百貨店などがあります。




感想


普段,何気なく使っていた生駒駅もよく調べてみれば、バリアフリーを意識しているんだなと思いました。これから日本はどんどん高齢化が進んでいくと思われます。世界を代表する先進国として、日本自体を、バリアフリー化していかなければいけないと思います。それには、国が動かなければいけないのです。

以上報告を終わります。