1,駅の構造は,2つの改札口があり、両方ともそのままホームへ続いている。ホームは、難波、京都駅方面行き、奈良駅方面行きの2つ。
2,改札からホームへのアクセスは上り、下りともスロープのみである。
3,トイレは,南口を入ってすぐの所にある。車椅子用トイレはない。(平成11年9月からトイレの改装工事が始まる)
4,駅前には自転車置き場があるので、放置自転車はなく、また広々としているので、車椅子での通行は困難ではない。しかし踏切があるので少し危険。
1,券売機の硬貨投入口の高さは約135cmが3台と105pのものが2台あり,ボタンの上には,全て,点字の表示がある。
2,券売機の下は,20センチぐらい奥に壁があるが、車椅子では正面から利用しにくいと思われる。
3,点字料金表はない。
1,スロープ:点字ブロックがある。
2,ホームの幅が少し狭いように感じられた。ホームと列車との隙間は7p、段差は10、8pだった。
車椅子用のわたり板(2こ)
これは、車椅子に乗っている方を電車に乗せるときに使う。いつもは、ホームの倉庫にいれてあり、必要な時に出し入れする。折りたたむことができ、また持ち運びできるので便利。少し重いが、電動式車椅子は重いので、これぐらいの重さでないといけない。
・奈良市庁
奈良市庁前にはバス停があり、そこから奈良市庁までに点字ブロックがある。また近くの信号は、盲人用信号であった。入り口の扉は自動ドアで、入ってからも2階に上がるエスカレーターまで点字ブロックがあった。階段の手すりには点字で「上り」「下り」と表示されていた。また、車椅子用トイレもきちんとあった。奈良市庁の向かいにある奈良警察署には、車椅子用駐車場があり、入り口までにはスロープもあった。
質問1:1日に、障害者の利用される人数はどれくらいですか?
答え1:2、3人で、天気のいい日が多いです。
質問2:車椅子の方(特に電動車椅子)が来られたときの対応は?またその時、周囲のお客さんの協力はありますか?
答え2:車椅子の方が来られたときは、行き先を聞いてその方面のホームに連れて行くようにしています。駅員が連れて行くので、お客さんには手伝ってもらわないようにしていますが、時々、お客さんや乗務員の方が協力してくれます。
質問3:その他、お客さんに協力して欲しいことはありますか?(自転車を駅前に放置しないなど)
答え3:特にありません。
質問4:駅周辺に、障害者の方がよく利用される施設などがありますか?
答え4:奈良市庁、警察、ハローワーク(奈良公共職業安定所)ぐらいかな。
質問5:駅設備の改装に関する今後の予定はありますか?
答え5:トイレを秋に改装します。<br>
質問6:このような中学生によるバリアフリー調査についてどう思われますか?<br>
答え6:ふだんはこのようなことに関心をあまり持たないから、こういう調査をして関心を持ってもらうことはすごくいいことだと思う。これからも続けていってほしい。<br>
毎日のように使っている駅だが、知らないことがたくさんありました。まず、この駅について思ったことは、障害者の方やお年寄りの方にとってあまり使いやすい駅ではないということ。秋から色々工事が行われるそうなので、それに期待しようと思います。駅とは違って、駅周辺の施設は色々な人が使うだけあって、様々な工夫が施されていました。このような施設がどんどん増えていってほしいです。駅員さんも言っていたように、このようなことにはふだん興味を持ちません。今だけ考えるのではなく、これからこの経験をどう生かすかが大事だと思います。