調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校51期生3年a組13番
(調査日:1999年8月22日)
1,駅の構造は,改札が1階で大阪線のホームが2階で橿原線が2階
2,改札からホームへのアクセスは,大阪線の階段が40段。スロープはなし、エスカレーターは大阪線の上り、下りに一つずつあり。エレベーターはなし。
3,トイレは,改札内コンコースに車椅子用トイレがある。
4,駅前には,近鉄百貨店がある。
1,券売機の硬貨投入口の高さは約92,5cmが6台,全てjrへの連絡切符が買える。ボタンの上には,全て,点字の表示がある。
2,券売機の下は,スペースがなく足下が詰まっているため,車椅子では正面から利用しにくいと思われる。
3,点字料金表は無い。
4, 券売機までの点字ブロックは、南口、北口の両方から手前の2台にのみあり。
1,改札一番南側の1台のみ車椅子の方々が通れるようになっている。また、その台にのみ点字ブロックがついている。
2,改札内の見通しは、奥にある橿原線のホームは見えるが二階にある大阪線のホームは見えない。(下の写真は,大阪線のホーム)
1,障害者用のトイレがある。
2,公衆電話は,一定の高さのものしかない。
3,付近の地図は,ある。
4, 駅構内の触地図はないが、立体的な構内図がある。
・近鉄百貨店(北口出て東)の写真
・駅前商店街からの連絡地下通路にも点字ブロックがあり、手すりは高、低1本ずつある。
・店内には、エレベータがある。
質問2:車椅子の方(特に電動車椅子)が来られたときの対応は?
答え2:6人で持ち上げて階段の上りおりをする。本人の希望ではエスカレーターをつかう。
質問3:その他、お客さんに協力して欲しいことはありますか?
答え3:席を譲っていただきたい。自転車の放置もやめていただきたい。
質問4:駅設備の改装に関する今後の予定はありますか?
答え4:なし
質問5:このような中学生によるバリアフリー調査についてどう思われますか?
答え5:設備の実態を知ってもらうのはよいことだと思う。
駅員さんへのインタビューをして驚いたのが、1日に駅を利用する障害者の方が結構多かったことだ。毎日、僕が電車に乗る時間帯は混んでいるから利用されないんだと思うがもしそういう場面に遭遇してしまったら一言かけようと思うようになった。
調査して、この駅は障害者の方が利用しやすいとはいえないと思った。だからこそ、その利用しづらい所を補うため、手伝ってあげたい。
駅の「ここは利用しやすいな」というところと、「ここはいまいちかな」というところが分かった。そこから、僕の中で「手伝ってあげたい」という意志にまで到達できて良かったと思う。