芦原橋駅前

住吉大社駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校49期生中3 高見 紀子  
(調査日:1996年8月26日)


住吉大社駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札が2階でホームは3階。改札口は,1か所。

2,改札からホームへは,上り(難波方面)下り(和歌山市方面)とも階段とエスカレーターのアクセスである。

3,車椅子使用者にとってはかなり利用しにくい駅である。自力でホームまで行くことは難しいので改札左横の駅員室にいる駅員さんに声をかけると手伝ってもらえる。

4,駅前の放置自転車の状況はひどい。

5,車椅子専用のトイレはない。またトイレの入口に段差がある。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約110cm,ボタンの上には点字の表示がある。

2,券売機の下は,スペースがなく足下が詰まっているため,車椅子では正面から利用しにくい。

3,点字料金表が券売機の左横にある。


改札からホームへのアクセス

1,自動改札は,車椅子が通れる幅がない。しかし,係員の人に頼むと団体専用の改札を使うことができる。ただしそこは自動改札ではない。


2,東口,西口とも放置自転車がとても多いが,改札内や通路は広く見通しがよい。


3,改札口を入って、右手に難波方面のホームへの階段、エレベータ、左手に和歌山市方面のホームへの階段、エレベータがある。手前の方にエスカレータ、奥の方に階段がある。通路は広いが、エレベータはない。


4,ホームと電車との段差、ギャップはわりと小さい方だが、車椅子で電車にのるのは無理。ホームは上り、下りの二つ。見通しはよいが、ホームに少しカーブがかかっているので注意が必要。



<駅員さんへのインタビュー>

 日頃の障害者の利用状況はほとんどないそうです。車椅子の方の対応は、団体用改札を使ってもらうそうです。車椅子でこの駅を利用される方は改札左の駅員さんの所に立ち寄ると、改札から電車に乗るまでちゃんと対応してくださるそうです。駅の設備については、障害者の方の利用がほとんどないため、改良の予定はないそうです。

<感想>

 住吉大社駅は、車椅子では利用しにくいようなので少し残念です。でも、普段はつかいにくいとは思っていなかったので、見方によって使いやすさがこんなにも変わることに驚きました。駅がすべての人に利用しやすくなるようになることを願います。

以上報告を終わります。