文の里駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校50期生中3−b−02
(調査日:1998年9月06日)


文の里駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札が地下1階で数は5つ。

2,ホームは上り下り兼用。改札からホームへは3つの階段がある。また、中央階段はエスカレーターがある。

3,券売機は4台。ボタンに点字表示はなく、そのうちの1つはタッチパネル式。硬貨投入口の高さは約120cm。

4,車椅子用トイレはないが、手すりがある。

5,放置自転車は1台もなく、全ての入口からスムーズに入ることができる。

6,駅周辺で障害者の利用可能施設は特になし。



券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約120cm。全部で4台、ボタンの上には点字の表示がない。

2,券売機の下は、少し奥に入れるようになっているが、車椅子では利用しにくい。

3,点字料金表はない。


改札からホームへのアクセス

1,改札の数は、自動改札が5つで非自動改札が1つ。車椅子の人は非自動改札を使う。


2,階段の数は全部で3つあり、そのうちの1つはエスカレーターが付いている。今後、エレベーターを設置する予定。



ホームの様子

1,上り下り兼用ホームになっている。


2,点字ブロックはホームの両側に設置されている。

  3,ホームと電車の隙間は6cm、段差は10cm。

トイレの様子

1,場所は、改札を入って左の方。

2,トイレへの点字ブロックはない。

3,車椅子用トイレはない。


4,中は狭く、車椅子は入れない。

駅員さんのインタビュー

q1,1日に障害者の利用される人数はどれくらいですか?

a,1回くらい。

q2,車椅子の方(特に電動車椅子)が来られたときの対応は?

a,手で持って運んでいる。

q3,またその時、周囲のお客さんの協力はありますか?

a,人が足りない時は手伝ってもらっている。

q4,その他、お客さんに協力して欲しいことは?

a,特になし。

q5,駅周辺に、障害者の方がよ利用される施設などがありますか?

a,区役所

q6,駅設備の改装に関する今後の予定はありますか?

a,エレベーター。

q7,このような中学生によるバリアフリー調査についてどう思われますか?

a,少しでも多くの人がバリアフリーに関心を持ってれたらいいと思う

その他の設備


傘を忘れた時のため、貸し出しできるようになっている。

感想


地下鉄はバリアフリーに対して積極的にしていると思っていたのですが、僕の調べた文の里駅では車椅子専用トイレがなく、また改札の幅が狭いなど車椅子の人には利用しにくい状態でした。今は車椅子の利用者は一日一人ぐらいだとおっしゃっていましたが、これからもっと利用者が増えていくと思います。もうすぐエレベーターが完成するようなので、この駅をよりいっそうすばらしいものにしていってほしいです。そして僕達のホームページをみて、多くの人達が興味を持ってくれたらいいと思います。