駅前の写真

喜連瓜破駅前の様子
調査報告者:大阪教育大学附属天王寺中学校51期生3年d組1番
(調査日:1999年8月21日)


喜連瓜破駅の総合評価(概要)

1,駅の構造は,改札が地下1階にあり、ホームは八尾南方面行き・大日方面行き 共に地下2階。改札口は、地下1階に1箇所ある。また、地下へ降りる地上の出口は1番出口から4番出口まであり、1番出口にはエレベーターが1台併設されている。

2,改札からホームへのアクセスは,階段、エスカレータ、エレベータがある。

3,トイレは,改札を入って、c階段を降りる手前にある。男性用、女性用、車椅子用のものがある。

4,駅前には、放置自転車が多くとめられているが、歩く所は結構残っている。


券売機→改札口→ホームへのアクセスの状況

券売機の状況

1,券売機の硬貨投入口の高さは約135cmが5台と100pのものが2台あり,ボタンの上には,全て,点字の表示がある。2台の方には、音声と文字がでる。

2,券売機の下は,壁が約6pへこんでいる。

3,点字料金表は,ほとんどのボタンの上にあった。

4,音声と文字の出る、端の二つの券売機の前までは、点字ブロックがついている。邪魔をするものは無かった。

券売機の写真

改札からホームへのアクセス

1,駅員の前の改札は,通路を広げれば車椅子の方々が通れるようになっている。

改札口の写真

2,改札内の見通しはいいのだが,ホームは柱や階段があるため,見通しが悪い。

駅前の写真


その他の施設/設備

公衆電話の写真

1,公衆電話は,車椅子用の高さの低いものもある。車椅子用の物は、改札横とホームに1台ずつある。
2,ええまちマップ。(改札,駅長室にある。)
3, 駅構内の点字案内は、駅長室に置いてある。
4,するっと関西対応カードは,券売機や売店で購入可能。


最寄りで利用可能な施設や建物


・大阪市立心身障害者リハビリテーションセンター
・(その中に) 大阪市更生療育センター、大阪市職業リハビリテーションセンター、大阪市中央児童相談所
などの施設がある。

最寄りの施設の写真


駅員さんへのインタビュー


  大変親切な駅員さんが、インタビューに答えて下さいました。

質問1:一日に、障害者の利用される人数はどれくらいですか?
答え1:2000人ぐらいです。

質問2:車椅子の方(特に電動車椅子)が来られたときの対応は?
答え2:(近くに障害者の施設があることもあり、)「初めて」という方は少なく、自身で動いて貰います。乗車駅から連絡があったりして、必要なときはホームへ手伝いに行きます。

質問3:その時,周囲のお客さんの協力はありますか?
答え3:たいていのお客さんは慣れているようで,手伝ってくれる人も。

質問4:特にお客さんに手伝って貰いたいことはありますか?
答え4:特にありません。

質問5:駅周辺に、障害者の方がよく利用される施設などがありますか?
答え5:あまり知りません。

質問6:駅設備の改装に関する今後の予定はありますか?
答え6:今のところ無いです。

質問7:この様な,中学生によるバリアフリー調査についてどう思われますか?
答え7:たいへん素晴らしいと思います。

  ご協力どうも有難うございました。


駅員さんの写真


感想


普段,何気なく使っていた,この駅の近くには,リハビリセンターや,大阪教育大の附属養護学校などの,いろいろな施設があることもあり,僕が調査している間にも,結構多くの障害者の方が通られました。今は普通に利用している駅だけど,いつ自分の身に障害が訪れるとも分からないので,何が大切な設備か,ということを,僕たちの方でも考えていかなければいけない,と思いました。

以上報告を終わります。